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2010年9月

日経電子版、電子書籍端末やスマートフォンに対応へ

 日本経済新聞社は、同社発行のWeb媒体「日本経済新聞 電子版」を電子書籍端末やスマートフォンに対応させると発表した。

 「日本経済新聞 電子版」は、2010年3月に創刊された有料のニュース媒体。パソコンや携帯電話で利用できるようになっていたが、今回、電子書籍端末やスマートフォンへの対応が明らかにされた。サポートする電子書籍端末としては、27日に発表されたシャープの「GALAPAGOS(ガラパゴス)」が挙げられており、電子版の朝刊・夕刊が利用できる。スマートフォンでは、iPhone版(iPhone、iPod touch)が提供され、電子版の朝刊・夕刊に加え速報も配信される。対応OSはiOS 3.1.3以降。

 どちらも電子版の有料登録が必要となる。有料コースは、月額4000円の月ぎめプラン、月額5383円(セット版地域)か月額4568円(全日版地域)の日経Wプラン(宅配・電子版)となる。なお、電子書籍端末「GALAPAGOS」からは月ぎめプランの契約ができる。一契約で、どのデバイスからでも利用できる。


【ケータイ Watch,関口 聖】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100928-00000063-impress-mobi
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<Yahoo!モバゲー>新設ゲームコーナーのサービス停止 他の利用者情報が閲覧可能に

 ヤフーと携帯電話のゲームサイト「モバゲータウン」を運営するディー・エヌ・エーは24日、ヤフーのゲームコーナーに新設した「Yahoo!モバゲー ベータ版」で、一部の利用者のプロフィルページなどに、他の利用者がアクセスできる不具合が発生したと発表し、陳謝した。22日午後2時51分に利用者から問い合わせがあり、調査した結果、ID登録処理の設定が誤っていたため、障害が起きたことが分かった。2社はサービスを一時停止しており、現時点で登録情報の不正利用などは起きていないという。サービス再開の時期は未定。

 不具合が起きたのは、モバイル版「モバゲータウン」の登録者で、22日午後0時50分から23日午後9時30分の間に、同サイトの「お知らせ」を経由して、「Yahoo!モバゲー」に会員登録をした利用者のページ。利用者が登録した出身地や誕生日、年齢、利用者同士のミニメールなどを、他の利用者が閲覧できた可能性がある。ヤフーIDの登録情報や決済情報は含まれていない。【岡礼子】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100924-00000010-maiall-sci
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マクロミル・博報堂DY・東急エージェンシー 消費者購買データの収集販売で新会社設立へ

 マクロミルは、2007年から、携帯型バーコード・スキャナを用いた商品購買調査「QPR(Quick Purchase Report)」を東急エージェンシーと共同で展開。このQPR事業の強化を行うため、マクロミルは、東急エージェンシーと博報堂DYホールディングスに出資を呼びかけ、消費者購買データの収集・販売を目的とする新会社の設立にむけて基本合意した。

 新会社は、QPRデータの収集および販売を行い、マクロミルが82%出資する連結子会社となる。今後は、2011年1月中旬の設立にむけて協議を進める。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100924-00000005-sh_mar-sci
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Microsoft、無料セキュリティソフトMSEを企業向けに提供開始へ

 米Microsoftは9月22日(現地時間)、同社が個人ユーザー向けに無償で提供しているセキュリティソフト「Microsoft Security Essentials(MSE)」を10月初旬からSMB(中堅・中小企業)にも無償で提供すると発表した。企業は同ソフトを10台までのPCに無料でインストールできる。

 MSEはMicrosoftが2009年9月に個人向けに提供を開始した無料セキュリティソフト。家庭およびホームオフィス用となっており、法人利用はライセンス条項上できないことになっていた。企業向けセキュリティソフトとしては、有料の「Microsoft Forefront」を提供している。

 MSEにはForefrontと同じ技術が採用されており、リアルタイム保護技術で自動的にセキュリティ脅威を遮断し、PCを定期的にスキャンする。そうした作業はバックグラウンドで行われるため、PCの利用を中断する必要がない。Forefrontとの大きな違いは、グループポリシー設定機能、一元的な管理およびリポーティング機能が提供されないこと、サポートが原則としてオンラインのみになるといった点だ。

 Microsoftによると、MSEの提供開始以来、多くのSMBから企業での利用を望む声が寄せられたという。MSEの提供範囲を広げることでWindowsのエコシステム全体を安全にすることが、SMBへの提供開始の目的だとしている。

 MSEは日本を含む74の市場で25カ国語版が提供されている。【佐藤由紀子,ITmedia】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100924-00000003-zdn_ep-secu
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56枚葉のクローバー、ギネス認定

 岩手県花巻市の小原繁男さんが見つけた56枚葉のクローバーが、ギネス記録に認定された。

 自身が持つ18枚葉の認定記録を更新するもので、今後発行されるギネスブックに掲載される。

 小原さんは、自宅の畑で多葉クローバーを研究、栽培。2004年に18枚葉でギネス認定され、09年に見つけた56枚葉をギネス申請していた。小原さんは今年5月、がんのため85歳で死去。静岡県に住む長男の一男さん(59)がギネス社の認定証を受け取った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100920-00000231-yom-sci
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iPad Wi-Fiモデル、中国で発売へ

 米Appleは9月13日、中国でiPad Wi-Fiモデルを発売すると発表した。

 9月17日から同国の直営店および認定リセラーで販売開始する。価格は16Gバイト版で3988元、32Gバイト版で4788元、64Gバイト版で5588元。直営店では購入者全員にセットアップサービスを無料で提供するとしている。

 iPadは米国のほか日本や英国、ドイツ、フランスなどで販売されている。Appleは年内にさらに販売地域を拡大するとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100915-00000020-zdn_n-inet
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新型インフル発症で早産2・5倍…産婦人科医会

 新型インフルエンザで入院した妊婦は、早産の割合が通常より2・5倍も高いことが、日本産婦人科医会の調査で分かった。

 調査した全国2611の病院や診療所では、昨年5月〜今年3月に234人の妊婦が新型インフルエンザで入院した。全員が回復したが、出産時期が分かった178人のうち26人(14・6%)が、「早産」とされる妊娠22〜36週での出産だった。早産の割合は、2008年の全国平均が5・8%で、その2・5倍に上る。

 世界保健機関(WHO)によると、妊婦は、ぜんそくや糖尿病の患者などと並び、新型インフルエンザにかかると重症化しやすい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100909-00000684-yom-sci
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糖尿病発症にアジア人特有の遺伝子変異

 糖尿病の発症に関連する、日本人を含む東アジアの人に特有の遺伝子変異を、東京大学の門脇孝教授(代謝内科)らのチームが発見した。科学誌ネイチャージェネティクスに6日、発表した。

 国内の糖尿病患者は、食事の高カロリー化などで激増し、予備群も含めると2200万人を超える。

 研究チームは、日本人の糖尿病患者1万1000人と健康な8500人を対象に、46万か所の遺伝子のわずかな違いを比較した。その結果、「UBE2E2」「C2CD4A/B」と呼ばれる2種類の遺伝子の変異が、糖尿病の発症に強く関連していた。これらは、東アジアの人たちでも関連が確認できた。

 このうちUBE2E2は、欧州の人たちでは糖尿病との関連がみられなかった。この遺伝子はインスリンの分泌に関与している。日本人では、分泌が少なくなるように変異したUBE2E2を一つ持っていると糖尿病の危険性が1・2倍に、二つ持っていると1・4倍に高くなった。糖尿病患者の15%の発症に関連していると推定される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100906-00000968-yom-sci
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セキュリティの考慮が必要なデジタル複合機の脆弱性--調査報告書を公開(IPA)

独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は8月30日、IPAが認証を行っている「ITセキュリティ評価及び認証制度」において、多くのセキュリティ評価が実施されているデジタル複合機(MFP:Multi Function Peripheral)に関して脆弱性の調査を行った「デジタル複合機の脆弱性に関する調査報告書」を公開した。MFPは、ネットワークからの利用、各種メディアへの対応など、利便性を向上させるための多機能化・高性能化が進んでおり、情報セキュリティを考慮する必要が生じている。

本報告書では、ソフトウェア、ハードウェア、通信システムなどMFPに関する16種類の情報資産ごとに、「ISO/IEC 27001」の情報セキュリティの要求事項7タイプ(機密性、完全性、可用性、真正性、責任追跡性、否認防止、信頼性)を破る想定から脅威を洗い出し、脅威の発生に至る攻撃手法または事故の例を挙げている。また、事故の原因となる脆弱性を網羅的に調査し、約200件を脅威・脆弱性リストとしてまとめているほか、MFPに関する代表的な6件の脆弱性について、原因、攻撃手法とその影響、対策となる運用・実装ガイドを詳細に解説している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100901-00000001-scan-secu
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クラウドで安全で軽く! トレンドマイクロが「ウイルスバスター2011 クラウド」発表

 トレンドマイクロは2010年8月31日、セキュリティーソフト「ウイルスバスター2011 クラウド」のダウンロード販売を同日の17時から開始する。パッケージ版は9月3日から発売する。価格はダウンロード版が4980円(1年版)、パッケージ版が5980円(1年版)。1年間で1300万ユーザーへの新規販売、更新を目指す。

【詳細画像または表】

 企業向けのウイルスバスター2010で実装した「スマートスキャン」を一般消費者向けにも採用して、安全性と軽快動作を両立した。スマートスキャンは、クラウド上のデータベースを参照してウイルスを検出する方式だ。パソコンの中の定義ファイルなど約80%をクラウド上に移行することで、パソコンの動作が重くなるのを防いでいる。

 クラウド上の定義ファイルは、常に最新なので、定義ファイルの更新の隙にウィルスに攻撃される危険も抑えられる。モバイルノーで通信速度が遅い場合でも、クラウド上に送信するデータ量は少なくして、極力速くサーバーとの情報をやりとりできるように工夫している。スマートスキャンは、ユーザーが手動でオフにできる。

 そのほかの新機能は、ウィルスを検出した際に、ダウンロード元の不正なURLやダウンローダーの情報をトレンドマイクロに送信する「ローカル相関分析」を搭載。感染経路を分析することで、ウィルス/スパイウエアの脅威に対応する。HTMLファイルに埋め込まれた悪意のあるコードの振る舞いを検出し、不正なWebサイトをブロックする「ブラウザガード」、安全にファイルを削除する「データ消去ツール」なども新たに搭載した。

 旧世代と同様、「ウイルスバスター for Mac」を同こんしており、Windows、Macを問わず、1ライセンスで3台までのパソコンにインストールできる。対応OSは、Windows XP SP3以上/Vista SP1以上/7。

(文/三浦善弘=日経トレンディネット)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100901-00000000-nkbp_tren-inet
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「U2211H」実力診断――IPSパネル搭載で1万円台の21.5型フルHD液晶

 デルの液晶ディスプレイは大量生産によるコストダウンを武器に、日本市場でも買い得感が高いラインアップをそろえており、幅広いユーザーに注目されている。先日はその中でも特に目立つ27型ワイドモデル「U2711」を取り上げたが、今回は21.5型ワイドモデル「U2211H」をチェックしていこう。

【拡大画像や他の詳細な画像を含む記事】

 U2211HはU2711と同様、デル製ディスプレイでは上位クラスの「デジタルハイエンドシリーズ」に属する。ただ、クリエイティブワークも含むマルチユースを想定した大型・多機能モデルである27型ワイド(2560×1440ドット)のU2711に対して、U2211Hはパネルサイズが21.5型ワイド(1920×1080ドット)で、仕様も比較的シンプルにまとめており、メインストリームかやや下の層までをカバーする。

 発売したのは2010年6月ごろだが、ここに来てもともと安価だった価格がグッと下がっている。2010年8月31日現在、デルのオンラインでの直販価格は1万6800円。配送料を合わせても1万8000円台で購入できてしまう。Webで眺めるだけのつもりが、つい衝動買いしてしまいそうな低価格だ。

 今どき、1万円台後半の21.5型フルHD液晶ディスプレイなんて珍しくないと思うかもしれないが、それはTNパネル搭載機でのこと。U2211Hは広視野角だが高コストになりがちなIPSパネルを採用している。安価なe-IPSパネル搭載機が増えている昨今だが、それでもここまで安くなるとは驚きだ。

●ノングレアのIPSパネルを採用、色域はsRGB相当

 まずは基本スペックをざっと追っていこう。液晶パネルは光沢がないノングレアタイプを採用し、サイズは21.5型ワイド(475.2×267.3ミリ)、アスペクト比は16:9、画面解像度は1920×1080ドットのフルHDだ。画面サイズに対して解像度が高いため、ドットピッチは0.247ミリと狭く、ドットを感じない精細な表示が得られる半面、フォントやアイコンのサイズは小さくなる。細かい表示が苦手なユーザーは、店頭で同サイズの液晶ディスプレイを一度確認してみるとよいだろう。

 輝度は250カンデラ/平方メートル、コントラスト比は1000:1(ダイナミックコントラスト比は1万:1)だ。輝度はまずまずで、コントラスト比は低価格なIPSパネル搭載機としては高いといえる(IPSは構造上、コントラストを高めにくいため)。調整の幅にも余裕があり、明るすぎたり、暗すぎたりといった不満は出ないだろう。

 IPSパネルということで、視野角は上下/左右とも各178度と広く、さすがに文句がない。応答速度はグレーからグレーの中間階調域で8msだ。IPSパネルは応答速度を高速化しにくいため、最近の高速応答をウリとしたTNパネルには見劣りする。

 表示色は約1670万色に対応する。色域は広からず狭からず、ほぼsRGB相当といってよい。NTSC比はCIE1976で82%(CIE1931では72%)、sRGBカバー率は100%をうたっている。Adobe RGBなどの広色域表示はサポートしていない。バックライトは2本のCCFL(冷陰極蛍光ランプ)によるエッジライト方式を採用する。

●スタンドは十分な可動域があり、縦位置表示もサポート

 ボディのデザインはシンプルだ。本体サイズは514.4(幅)×184.1(奥行き)×347.6〜447.6(高さ)ミリ、重量は約6.45キロとなっている。ドットピッチが狭い半面、フルHDの解像度を確保しながら省スペース性が高い点は見逃せない。

 スタンドの調整機能は充実している。上21度/下4度のチルト、左右で各45度のスイベル、100ミリ範囲の昇降が可能だ。スイベル用のターンテーブルは台座の底面ではなく、ネック部分の付け根にあるので、画面を左右に振る場合でも机上に置いたものと干渉しないのはよい。画面を最も下げた状態だと、液晶ディスプレイ部の下端は設置面から約50ミリの位置になる。フレームの幅は約18ミリなので、表示域の下端は約68ミリの位置だ。ここまで下がれば、画面の位置が高すぎて疲れるということはないだろう。

 縦位置表示もサポートしており、液晶ディスプレイ部は時計回りに90度回転できる。各動作はスムーズに行えるうえ、位置を固定した際にもふらつきなどの不安はない。全般に扱いやすく、よくできた設計だ。なお、スタンドは工具いらずで着脱できる仕組みで、スタンドを外してVESA規格(100ミリピッチ)準拠のフレキシブルアームなどを装着することもできる。

 背面の入力端子はDVI-D(HDCP対応)、アナログD-Sub、DisplayPortが下向きに並ぶ。このサイズの液晶ディスプレイに採用例が多いHDMIは搭載していない。USB 2.0のハブ機能も有しており、背面にアップストリーム×1、ダウンストリーム×2、右側面にダウンストリーム×2の端子を装備している。スピーカーは内蔵しないが、別売の増設スピーカー(サウンドバー)を底部に装着するためのフックと電源端子は用意されている。

●OSDメニューの設定項目はカスタマイズ可能

 操作ボタンは液晶ディスプレイの右フレームに配置されている。縦に並んだ4ボタンのいずれかを押すと、OSDの簡易メニューが起動する仕組みだ。簡易メニューの項目は各ボタンに対応しており、上からショートカット1、ショートカット2、OSDメインメニュー、終了となる。デフォルトでは、ショートカット1で画質モード(プリセットモード)のメニュー、ショートカット2で輝度/コントラストのメニューを呼び出せる。もちろん、ショートカットをほかのメニューに変更することも可能だ。

 OSDのメインメニューには、輝度/コントラスト、自動調整、入力信号、色設定、画面設定、その他の設定、カスタマイズ(ショートカットの設定)といった項目を用意。色設定のモード選択では、グラフィックス(PC用)とビデオ(映像機器用)の2種類が選択可能だ。グラフィックスモードでの画質モードは標準、マルチメディア、ゲーム、暖色、寒色の5種類とユーザーカスタムモードを1つ用意する。ユーザーカスタムではRGB各色の増減による調整が行える。一方のビデオモードはムービー、ゲーム、スポーツ、自然色の4種類を備える。

 ガンマはPCとMacの設定があるのみで、色温度やガンマの数値での設定には対応しない。また、低価格な製品のためか、画面設定のワイドモード(スケーリング機能)は4:3(アスペクト比固定拡大)または全画面フルスクリーン拡大があるのみだ。スケーリングはグラフィックスカードのドライバ機能を利用したい。

●ガンマ特性と色域を調べる

 次は実機の表示をキャリブレーターで測定し、ガンマ特性と色再現域を確認しよう。測定にはエックスライトのキャリブレーター「i1Pro」(製品パッケージとしては「i1Basic」)を用いた。検証したのは2点だ。まずはi1ProでU2211Hをソフトウェアキャリブレーションし、測定結果のグラフからプリセットモードのガンマ特性を調べた。次に、Mac OS XのColorSyncユーティリティを用いて、i1Proで作成したプロファイルをsRGBの色域に重ね、色再現域をチェックした。

 i1Proでの測定結果を見ていこう。U2211Hは画質モードにsRGBの設定がないため、標準モードで測定を行った。目標値は色温度を6500K、輝度を80カンデラ/平方メートルとしている。標準モードでは色の調整ができないため、そのままの状態で測定している。結果はRGB各色ともガンマが直線的に重なっており、意外にもといっては失礼だが、まずまずだ。中間階調から明部にかけてズレが生じているが、低価格帯の製品であることを考えれば、許容できる範囲ではないだろうか。

 一方、ColorSyncユーティリティで見た色再現域はsRGBの色域から少しズレてしまった。画質モードの名称がsRGBではないため、sRGBの再現性は追求していないのかもしれないが、公称スペックではsRGBカバー率100%をうたっていることもあり、ユーザーによっては色域のズレが気になるかもしれない。より正確な色再現を求めるならば、ユーザーカスタムモードを用いて、細かくキャリブレーションを行うほうがベターだろう。

●ディスプレイキャリブレーションの基本キット「i1Basic」

 エックスライトの「i1Basic」は、測色器の「i1Pro」が付属し、ディスプレイのキャリブレーションに機能を特化したパッケージだ。名前の通り、i1シリーズの中ではエントリーモデルにあたるが、i1Proはスペクトル方式を採用した測色器で、フィルター方式のエントリーモデル「i1Display 2」に比べて、検出精度がかなり高い。同じくスペクトル方式の「ColorMunki」と比較しても、さらに高い精度が得られる。

 i1Basicをベースとして、より高度なカラーマネジメント環境を構築したい場合は、必要に応じてソフトウェアの機能を拡張することも可能だ。

 日本国内では加賀電子が取り扱っており、クリエイター向けオンラインショップ「KGDirect」や「CGiN」で購入できる。両サイトでのi1Basicの価格は16万9800円だ。

●目視で画質をチェックしてみると……

 測定結果を除く部分は目視で評価した。表示の均一性には多少の難があり、今回入手した機材では左側が明るく、右側が暗い印象を受けた。色もこの範囲で微妙に変化しているので、フォトレタッチなどで厳密に色を調整する作業には少し厳しい。

 また、液晶パネル表面の粒状感はそれなりに存在する。筆者はあまりザラつきが気にならないほうだが、U2211Hでは画面近くで視線を動かすと、粒状が目に付くことがあった。慣れれば軽減されるとは思うが、液晶の表面処理によって目が疲れやすいと感じるようなユーザーは、できれば実機を確認しておいたほうがよいだろう。

 視野角についてはさすがに文句がない。イスにもたれかかろうが、寝そべろうが視認性は大きく変わらない。この広視野角が特に生かされるのは、縦位置表示で据え置いた場合だろう。TNパネルの縦位置表示は視野角の狭さが際立ち、VAパネルでも画面端の変化に不満が残ることもあるが、IPSパネルを搭載したU2211Hは縦位置表示でも視野角起因のグラデーションは生じず、問題なく使用できた。

 前述の通り、応答速度は中間階調で8msと速くないが、IPSパネルは階調による応答速度の差が小さいこともあり、高速に移動する映像で偽色や不自然さが目立つことはなく、フルHD映像コンテンツなどはそれなりに視聴できる。ただ、応答速度が最優先されるゲーム用途などには向かないだろう。

●安価なIPSパネル搭載のフルHDディスプレイとしておすすめ

 以上、U2211Hを一通りチェックした。今回試した機材では、表示ムラとsRGB色域からのズレが少し気になったものの、色再現性を追求する用途に使わないのであれば、その安さから幅広いユーザーにおすすめできる。

 ライトユーザーならば十分にメインディスプレイとして使えるだろうし、コアユーザーでも縦位置表示の有用性などからサブディスプレイとして活用できるだろう。低価格と広視野角を存分に生かし、2台同時に導入して、デュアルディスプレイ環境で使うという手もある。

 しかも、この価格帯ながら3年間のプレミアムパネル保証(保証期間中に1つでも輝点のドット抜けが見つかった場合はディスプレイを無償交換)まで付いてくるのだ。現行のデル製液晶ディスプレイのラインアップでは、U2711と並んで買い得度が高い旬なモデルといえる。【榊信康(撮影:矢野渉),ITmedia】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100831-00000086-zdn_pc-sci
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【コラム】うわさが浮上したシスコのスカイプへの買収提案、狙いは何か

 米国Cisco Systemsが、PCベースVoIP(Voice over IP)大手のルクセンブルクのSkypeが株式を公開する前に、同社を買収しようと狙っていると報じられている。Skypeを買収すれば、Ciscoはライバル会社に対して戦略的に優位に立てる可能性がある。あるいはまた、Cisco自体が、より大規模な企業にとってより魅力的な買収ターゲットになるかもしれない。

 「TechCrunch」に8月29日付けで掲載された記事は、信頼できる筋の話として、IPO(新規株式公開)を控えるSkypeにCiscoが買収提案を行ったと報じている。さらに、この記事では、「われわれは、このうわさを別の事情筋に確認することがどうしてもできなかった。これは意外ではない。IPO手続きを進めている企業は大抵の場合、通常より非常に厳しい情報管理を行うからだ」と記されている。

 Ciscoはネットワーク・ハードウェアの代名詞的企業だが、ルータやスイッチ以外にも収益源を積極的に広げようとしている。今年、ビデオ会議分野の強化に向けてノルウェーTandbergの買収を完了しており、ユニファイド・コミュニケーション(UC)分野でも大手の一角を占めている。

 Skypeは、VoIPコミュニケーション分野で最も有名なブランドの1つだ。もし、Skypeを買収できれば、Ciscoは自社の戦略上、貴重な技術と知的財産を手に入れることになる。VoIPはユニファイド・コミュニケーションの基盤であり、SkypeはCiscoに、米国Microsoftなどユニファイド・コミュニケーション分野での従来からのライバルや、米国Googleのような新たなライバルと戦うためのツールをもたらすと予想される。Googleは先ごろ、「Gmail」から「Google Voice」サービスを使って一般電話への音声通話発信ができるサービスをリリースしている。

 もっとも、Ciscoは、Skypeを傘下に収めることによる戦略的な優位性だけを念頭に置いているのではないかもしれない。この2週間で米国Intelは、セキュリティ・ベンダーの米国McAfee、ドイツのInfineon Technologiesの無線ソリューション事業を買収する計画を相次いで発表。米国Hewlett-Packard(HP)と米国Dellは、クラウドに利用できる仮想化ストレージを提供する米国3PARを巡って熾烈な買収合戦を繰り広げている。

 IT業界は、「新興企業が台頭する段階から、こうした企業が買収され、大手が合従連衡する業界再編へ」というサイクルをたどっているように見える。IT業界では、にわかにM&Aブームが巻き起こりつつあるようだ。そしてCiscoは、魅力的な買収の標的かもしれない。Skypeを手に入れれば、買収先としてのCiscoの価値は一段と高まりそうだ。

 Ciscoを買収できるだけの資金を持ち、Ciscoの製品およびサービスの統合を目指す可能性がある大手IT企業はたくさんある。Microsoft、米国IBM、米国Apple、Google、Intel、HP、米国Oracleなどがその最右翼だ。ただし、Cisco買収の戦略的な意義の大小は、各社によって異なる。

 CiscoがSkypeに買収を提案したとして、買収の目的は、Ciscoの製品とサービスを拡充し、VoIPやユニファイド・コミュニケーション分野のライバルに差をつけることにあるのか、あるいは、買収対象としてのCiscoの戦略的価値を高めることにあるのか。それはまだわからない。だが、IT業界の買収ブームがしばらく盛り上がるのは間違いなさそうだ。

(Tony Bradley/PC World米国版)
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